うえもんだい

コンビニやファミレスや何かが、敷地内に店の看板を高々と掲げていて、それが周囲のスカイラインにマッチしていたりすると、途轍もなくグッとくる。
先頃、ビッグコミックオリジナルを読むがために入ったコンビニの看板が、その青く白いシンプルなカラーコーディネートが、街灯の光で闇が薄められた夜空にぶら下がっているのを見て、やはりグッときてしまったのである。
こういうのは一種の「空中崇拝・天空崇拝」だと思う。「空が好きだ」とのたまうポエティック(またはパセティック)な輩は多いが、「空が嫌い」だと抜かす輩は少ない。熱い天こそ地獄だと信じる砂漠の民ならいざ知らず、地獄の対義語は「天」国なわけだし、宇宙という無限の壮大を認知してるわけだから、日本人は空にポジティブなイメージを持っている。
下=× 上=○ という等式も、結構自然に成り立っている訳だし。


僕はコテコテの無宗教無神論者を気取り、その波及のためか反体制反権力的だと揶揄される。しかもかなり厨ニ病的であるから始末に終えない。
こういう、ある種の通念みたいなものに対してまで敵対的になってしまっている。つまり「何故皆がそう信じるのか」把握し、批判的であろうというアティテュードを持とうとしてしまっている。まずいまずい。イタいイタい。