なんかみえるもの

目をつぶって眼球を弱く押すと、綺麗な砂壁のようなものが見える。
その砂壁には色々な光の点が瞬いて、明滅する四角辺が、滑らかに動いていく。
そして徐々に暗転していく。
子供の頃から、目をつぶった時の光景が大好きなのだ。
それを見せているのは目ではなく、何なのだろう、と今でも考える。
心なのだろうか。ガキの頃から心身問題なんか考えてれば、面倒くさい
半端者にひねくれてしまうのも無理はなかろうぞ。